タンヤオと翻牌
例えば東1局西家2巡目にこんな手牌になったとしましょう。
ここにツモで
さあ何を切りましょう。
初級者ですと、とりあえず孤立牌ということでを切る人が多いでしょうか。
少しレベルが上がるとを切ったり、または筋牌の解消でを切ったりする人もいるかもしれません。
が、僕がここでオススメするのは切りです。
のカンチャンターツをわざわざ崩してしまいます。
次にをツモってきたら多大なロスになってしまうと思われるでしょう。
しかしのメンツが完成したところで他があまりいい形ではなく、
テンパイしたとしても、カンチャン待ちの愚形になってしまう可能性が高いのです。
わざわざリー棒を出しての1300点カンチャン待ちというのは出来れば避けたいのです。
ではどうするかというと、タンヤオと翻牌の両方を追いかけます。
その為には温存し、タンヤオに不要なを切るのです。
このタンヤオと翻牌狙いというのは何も1翻ルールクリアの為だけではありません。
リーチ狙いで手を進めるとなると面前でなくてはならないわけですが、
この2つの役は鳴いても成立します。
特にタンヤオの方。
これが非常に重要で愚形の手牌の場合、面前で進めるのに対してスピードに大きな差がつきます。
両面ターツが豊富な整っている手牌であれば素直に孤立牌を整理していき、平和を目指していけばいいのですが、
そう毎回いい手牌がくるわけではありません。
愚形な手牌の時はまずタンヤオと翻牌の2つを考えるといいと思います。
基本的に棒テンリーチはオススメできません。
2011.08.14更新
麻雀コラム一覧へ戻る